目的

  1. 卒業認定・学位授与の方針に定める「学生が身に付けるべき資質・能力」に関する学修成果の把握・評価を行う。
  2. 学修成果を把握・評価することで、学生が自らの成長を実感できるようにする。
  3. 学修成果を把握・評価することで、科目担当者及び学部学科、大学全体として、自己点検・評価と合わせて、アジェンダ(年度活動計画)の作成・総括を行い、教育の改善・向上に取り組み、教育の質を保証する。
  4. 学修成果の把握・評価に関する情報を公開することにより、社会への説明責任を果たす。

    時点別の主な目的

     

    学生

    大学

    入学時

    ・学力の確認
    ・志望動機の確認
    ・授業内容
    ・方法の調整・入試戦略の見直し

    在学時

    ・学修の進捗、成長度合いの把握 ・学生指導の充実
    ・カリキュラム、授業内容/方法などの見直し

    卒業時

    ・4年間の学び、成長の確認 ・4年間の学修成果の評価
    ・カリキュラム、授業内容
    ・方法などの見直し
    ・就職支援
    ・教育の質保証、社会への説明責任

    3つのレベルと3時点における学修成果などの内容と関連データ

    評価時点

    入学時

    在学時

    卒業時・卒業後

    基本的問い  アドミッション・ポリシーと整合 しているか  カリキュラム・ポリシーに則って学修が進めら れているか ディプロマ授与基準を満たす人材になったか

    チェックポイント〈データなど〉

    機関(大学)レベル 

    1. 学力はどのくらいか〈GPS- Academic、TOEIC Bridge、日本語能力試験〉

    2. 志望理由が本学の教育と合致しているか〈GPS- Academic〉

    1. 学士力・人間力が身に付いたか〈DP ルーブリック、GPS-Academic×大学 DP〉

    2. 語学力が伸びたか〈TOEIC Bridge ポストテスト、日本語能力判定試験〉

    3. 学修経験時間はどのくらいか〈大学生活に関するアンケート〉

    1. 学士力・人間力が身に付いたか〈DPルーブリック、卒業時・卒業後・卒業生就業先アンケート〉

    2. 聖学院大学に入って良かったか、大学の学びは役に立っているか〈卒業時・卒業後アンケート〉

    3. 進路を決めて卒業できたか〈就職率(進路決定率)〉

    教育課程 ( 学部・学科)レベル

    1. 学力はどのくらいか〈GPS- Academic、TOEIC Bridge、日本語能力試験〉

    2. 志望理由が学科の教育と合致しているか〈GPS- Academic〉

    1. 学士力が身に付いたか〈DPルーブリック、学科DP×カリキュラムマップ、GPS-Academic〉

    2. 学修計画に沿って学修が進んでいるか、卒業・資格取得に必要な単位は修得できているか〈成績、履修単位〉

    3. 学修時間はどのくらいか〈大学生活に関するアンケート〉

    1. 学士力が身に付いたか〈DPルーブリック、卒業時・卒業後・卒業生就職先アンケート〉

    2. 定められた修業期間で卒業できたか〈卒業率〉

    3. 進路を決めて卒業できたか〈就職率(進路決定率)〉

    4. 学科に入って良かったか、大学の学びは役立っているか〈卒業時・卒業後アンケート〉

    科目レベル  

    1. 学修目標は達成できたか〈成績〉

    2. 成績評価は適切か〈成績評価分布〉 

    3. 授業への出席はどのくらいか〈出席率〉

    4. 授業に意欲的に取組んだか、予習・復習の時間は十分か〈授業評価アンケート〉

    5. 改善の必要な事項〈授業評価アンケート〉

     

    項目のアセスメントの基本方針(大学サイド)

    1. 項目別に、5段階評価を行う。
    2. 評価が3・4・5の場合は、何らかの見直し・改善を行う。(授業アンケートの自由回答によるものは除く)
    3. 大学の学位授与基準の人間力及び学科の学位授与基準の学士力に学修成果の評価のため、学科別に DP ルーブリックを作成する。
    4. 基本的に、毎年度末にアセスメントと内部質保証に関する自己点検・評価を合わせて実施し、これらをもとにアジェンダの総括を行う。
    5. 各部署で自己評価した結果(見直し・改善案を含む)を、自己点検・評価、アジェンダ総括、新年度のアジェンダとともに全学評価委員会へ提出する。全学評価委員会が評価し、その結果を内部質保証推進IR委員会へ報告する。内部質保証推進IR委員会は必要に応じて、各部署に改善を指示する。

      IR 室 アンケート調査実施・集計・分析、データ分析・提供を担当する

      1.GPS- Academic(入学時アンケート)
      1.1 志望理由と大学の教育の整合性→教務部、入試部
      1.2 志望理由が学科の教育の整合性→学科

      2.入学時の各種テスト
      2.1 GPS- Academic→学科、入試部
      2.2 TOEIC Bridge→入試部、英語教育委員会
      2.3 日本語能力試験の結果の分析→入試部、日本語教育委員会

      3.大学生活に関するアンケート
      3.1 学修時間(正課)→学科
      3.2 学修経験時間(正課外)→学生生活部

      4.卒業時・卒業後アンケート
      4.1 聖学院大学に入って良かったか、大学の学びは役に立っているか→教務部
      4.2 学科に入って良かったか、大学の学びは役に立っているか→学科

      2024年2月22日|内部質保証推進IR委員会 修正決定