キノシタ アヤコ
教員情報
専門分野
『源氏物語』が先行する中国や日本の文学作品や歴史資料、思想をどのように受容したか考える、準拠・典拠論という方法論があります。その方法論を足場にして、太上天皇と天皇、天皇とキサキ、その父方の実家である摂関家や母方の実家における権力関係と家族関係のバランス、そして、文化の継承が平安文学にどのように描かれているかを研究しています。一緒に古典文学を味わいながら、じっくり考えてみませんか。
平安文学、日中比較文学、準拠・典拠論、継承、ジェンダー論
古典文学を読むことは「見ぬ世の人を友とする」こと(『徒然草』第13段)。
古典文学を読むことは「見ぬ世の人を友とする」ことです。今・ここではないどこかの他者について想像をめぐらせ、共感、あるいはそうでなくても理解すること、そして、他者との響き合いを通じて自己を認識したり新たに作り出していくこと。これらは最大のコミュニケーションです。古典文学を通じて、一人でも仲間とでも叶えられる一生の楽しみと技能をどうぞ身に付けてください。
活字中毒で漫画好き、ドラマ好き、コスメ好きです。人のマニアックな話を聞くのも大好きです。どうぞ色々聞かせてください。