修士論文審査基準は、1)論文体裁を整え、2)修士論文内容の水準を向上させ、3)公正な審査をするために設ける。
また、この基準は、4)修士論文作成の「指導方針」としても使用する。
修士論文の審査基準は、原則、下記のとおりとするが、研究分野、論文の主題により弾力的に適用する。
1. 課題設定等の独自性及び適切性基準
1)問題意識及び課題設定が独自性を有している、あるいは適切である。
2)使用した概念・方法が独創的、あるいは適切である。
3)先行研究の調査が十分に行われている。
2. 論理的展開基準
1)叙述の過程の中で、専門的知識等に基づいて適切な仕方で論証あるいは実証がなされている。
2)結論がそれまでの論理展開を踏まえて説得的に、明確に提示されている。
3. 論文としての体裁基準
1)問題設定、本論、結論の構成が整っている。
2)引用符、あるいは字下げなどで、引用箇所が明確になっている。
3)引用や図表などの出所が明示されている。
4)注記が一定の方針で書かれている。
5)参考文献一覧が整えられている。