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お知らせ
2023年9月15日(金)に北欧スタイルの家具や雑貨を取り扱うイケア・ジャパン株式会社(IKEA)にご協力いただき、IKEA新三郷で「イケア サステナブル ストア ツアー」を実施しました。聖学院大学サステイナビリティ推進センター(SSC)が企画し、学生12名、教職員7名が参加しました。
本ツアーは、みなさんのよく知る企業、イケアによるサステイナビリティへの取り組みを楽しみながら知ることを通して、少しでも多くの方にSDGsやサステイナビリティに興味を持ってもらいたい、身近に感じてもらいたいというイケアとSSCの想いが重なり実現しました。
当日はイケア店内を回りながら、スタッフの方々がイケアの取り組みやアイテム、メニューなどを紹介してくださいました。いつもは入れない店舗のバックヤードも見学。スウェーデンレストランでの、環境に配慮して開発された食品を使ったランチも体験しました。
▼引用紹介
イケアのサステナビリティ戦略
私たちには2030年に向けた大きな野心的目標があります。気候変動や持続不可能な消費、不平等に取り組むため、私たちは自らの役割を果たしています。イケアの3つの主なフォーカスエリアとは、健康的でサステナブルな暮らし、サーキュラー&クライメートポジティブ、公平性とインクルージョンです。
https://www.ikea.com/jp/ja/this-is-ikea/climate-environment/the-ikea-sustainability-strategy-pubfea4c210
ストア内のスウェーデンレストランで、植物由来の原料で肉の風味を再現した環境に優しい「プラントボール」や、お肉を使わずに作られた「ベジドッグ」などプラントベースフードを体験。
サステナブルで健康的な食品を安く提供することで、一部の人だけでなく、多くの人に選択肢として提供したいという理念のもと、手頃な価格設定を行うなどの様々な工夫をうかがいました。
ショールームには「サステナブルに暮らすアイデア」をテーマとしたルームセットがあり、エネルギーと水を節約するキッチンの提案や、ゴミの削減や節約、資源の無駄遣いを防ぐ整理整頓のヒントなども紹介いただきました。
ショールームの一角に設けられた「サステナブルショップ」。サステナブルで価格もお手頃な商品が揃っています。
学生から、社会、経済、環境などの持続可能性の強化に繋がる手法で生産されたことを認証する「レイン・フォレスト認証」についても質問があがっていました。
屋上には太陽光パネルが設置されています。
新三郷店では、屋上に380キロワットの太陽光パネルを設置し、店舗運営に必要な電力の約10%を自家発電でまかなっているそうです。
次の持ち主につないで商品の寿命をのばす「サーキュラーマーケット」では、家具買い取りサービスを行なっています。
使用しなくなった展示品や販売終了商品も手頃な価格で販売されており、家具の修理やメンテナンスも見学できます。
また、普段は見ることができないバックヤード「リサイクリングエリア」の見学もしました。
イケアでは、サーマルリサイクル(廃棄物の焼却時に発生する排熱を回収し、エネルギーとして再利用すること)をリサイクルの定義から除外し、マテリアルリサイクル(廃棄物を製品の原料として再利用すること)とコンポストの利用によって、2030年にリサイクル率100%を目指しています。
新三郷店ではバックヤードで段ボールや使用済みの梱包資材などを32品目に分別し、21品目をマテリアルリサイクルしているとのこと。バックヤードでは段ボールの圧縮機などを見学しました。
今回、IKEA新三郷さんの全面的なご協力のもと、SSCでははじめて、本学の学生・教職員を対象とした、サステイナビリティについて学外で学ぶイベントを企画しました。参加者のみなさんからは多くの好意的な意見をいただき、SSCの更なる取り組みを期待する声もありました。
今後も、SSCではサステイナビリティの実現および「持続可能な世界」の形成に貢献していくという同じ想いを持つ企業や自治体、NPO・NGO、国際機関などの諸団体と連携しながら、サステイナビリティやSDGsについて学んだり、楽しく取り組んだりできる機会を提供し、皆さんと一緒にサステイナブルな社会を目指していきます。