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お知らせ
2024年2月18日~20日の3日間、「東北ボランティアスタディツアー」を実施しました。今回のツアーは、①東日本大震災で起きたこと、復興の現状についての学び、②石巻市大川小学校での語り部活動、③Team大川-未来を拓くネットワーク-との交流・意見交換、④東北の魅力発見プログラムの4本柱となりました。例年同様、学生有志のプロジェクトリーダーとボランティア活動支援センターの共催で企画・運営を行い、学生16名、教職員8名の他、現地で卒業生1名も合流し貴重な時間を過ごしました。
《学び》のプログラムとして、宮城県石巻市にある“みやぎ東日本大震災津波伝承館”、“石巻市震災遺構門脇小学校(以下、門脇小)”、“日和山公園”、“石巻市震災遺構大川小学校(以下、大川小)”に訪問しました。門脇小では、震災当時石巻市で大学教員をされていた方が語り部をしてくださり、日本に住む外国人としての視点としても当時の様子をうかがうことができました。
参加学生の感想
門脇小学校見学
これまでもツアーで訪れている大川小は、津波で74名の子どもたちと10名の教員が亡くなった場所です。奇跡的に助かった生徒4名のうちの一人である只野哲也さん(Team大川-未来を拓くネットワーク-代表)をはじめとした卒業生たちが校舎保存を訴えたことで2021年より震災遺構として公開されました。
本ツアーの企画・運営を行ったプロジェクトリーダーは、これまでのツアーに参加したことのある有志で集まった学科・学年がバラバラの7名で構成されています。ここ数年関わらせていただいている協働先のTeam大川-未来を拓くネットワーク-(以下、Team大川)から「聖学院の学生にしかできない大川小での語りをしてほしい」という依頼を受け、約3か月間悩みながら取り組んできました。これまで只野さんらの語りを聞いてきたプロジェクトリーダーですが、聞いたことをそのままコピーするのではなく、大川小で聞いたこと、感じたこと、考えたことを自分がどう捉えたのかを伝えることが期待されており、自分自身との対話、そしてそれを人に伝えるために言葉を磨いていきました。当日は、自分の心の言葉をしっかりと紡ぎ、まっすぐに伝える姿に、聞いていた学生、教職員は心を揺さぶられました。
参加学生の感想
地域のコミュニティセンターを会場に、プロジェクトリーダーによるアイスブレイクで交流しました。そしてTeam大川顧問で震災後の子どもの心のケアに取り組んできた佐藤さんによるワークを交えたお話しを聞き、夏にTeam大川主催で実施予定の「おかえりプロジェクト」に向けた意見交換を行いました。
参加学生の感想
松島/塩釜探索グループと石巻市街地グループに分かれ、宮城の豊かな食・自然・人の営みを体験しました。
参加学生の感想