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お知らせ
子ども教育学科
今年度、子ども教育学科では「言葉にならない思いを汲むこと」を共通テーマとして名称変更*記念講演会を2回にわたって開催しました。
11月15日(水)の第2回は「保育士の世界、役者の世界、同じ世界」というタイトルで、劇団だるま座に所属する俳優であり、聖学院大学児童学科*卒業生の田中公士氏を講師として迎えました。
*2023年4月より児童学科から子ども教育学科へ名称変更
*第1回目講演会レポートもぜひお読みください
田中公士 俳優(劇団だるま座所属)
舞台役者としての活動を中心に、ドラマやCM、ライブ、朗読など、幅広く仕事をしている。
2018年聖学院大学児童学科卒。
在学中は、アカペラ部、放送部を掛け持ちし、イベントの司会なども務めた。
幼稚園教諭免許、保育士資格取得。
*田中公士さんXアカウントはこちら
当日は子ども教育学科の1~4年生や教員が多く参加し、保育士と役者の仕事の共通点に触れながら、子どもの意を汲む力は、言葉をこえて他者と通じ合う力になることを実感する時間となりました。
保育士と役者の共通点(似ていると思うこと)
コミュニケーションをきちんととることができるか
役者は、一人の「人」になることを任される仕事。お客さまだけでなく、身近な人を同じくらい大切にできないと成り立たない。在学中の実習で、子どもと関わるだけでなく、先輩保育士、保護者とのコミュニケーションの重要性を指導いただいたことと重なる。
挨拶の大切さ
朝、相手の目を見て「おはようございます」と言うだけで、印象が変わる。
礼儀の意味でも大切だが、人としっかり関わるためにも大切だと再確認した。
子どもたちの体調チェックにもなると、在学中に先生方からよく言われていたことを思い出している。
時間を守ること
保育士も役者も“当日その場に居られること”に重みがある仕事。
ずっと勉強、ずっと考える仕事
その日の仕事が終わったら、それでおしまいではなく、ずっと考え続ける必要があるということも似ている。
学生たちへのアドバイス
田中さんは、「子ども教育学科(旧・児童学科)で学んだことは、役者に限らず、どのような仕事に就いても役立つことがきっとあるでしょう。今(大学で)学んでいることは絶対に無駄にならない。全力で取り組んだら、自分のスキルの引き出しに入るので、ぜひ真剣に勉強していってほしい。今、自分の芯となっているのは大学での学びです。」と学生たちへのエールを送ってくださいました。
最後に、学生からのリクエストに応えて、絵本の朗読をしていただきました。
多彩な声色の変化や読むテンポから緊張感が感じられるなど、絵本の世界にぐっと惹きつけられ、学生たちは目を輝かせていました。
学生からの質問にもたくさん答えていただきました。田中さん、ありがとうございました!
田中さんの後輩にあたるアカペラ部の学生と。
子ども教育学科の先生方と。