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2023年10月28日(土)に聖学院大学のチャペルにて聖学院創立120周年記念式典と聖学院大学パイプオルガン奉献式・記念音楽会が実施されました。
聖学院大学の設置母体である学校法人聖学院は1903年に本郷の地に誕生した聖学院神学校にルーツを持ち、今年で120周年を迎えます。この歴史の中で聖学院は幼稚園から大学院までの教育体制を創り上げ、「神を仰ぎ 人に仕う」建学の精神のもと、キリスト教に基づく教育を行っています。
式典当日は各校の教職員及び、多くの来賓にお越しいただき共に歴史を振り返る時間を共有しました。大学からは聖歌隊が讃美奉献を、ハンドベルクワイアが讃美奉鐘を行い、美しいハーモニーを届けました。
また、説教を前日本基督教団総会議長で聖学院中高卒業生の石橋秀雄氏より、祝辞を聖学院と歴史上の繋がりがある青山学院の院長である山本与志春氏より頂きました。
小池理事長からは式辞が述べられました。式辞は下記リンクよりご覧いただけます。
今年完成したパイプオルガン
聖学院創立120周年を迎える本年、パイプオルガンが大学チャペルに設置されました。
パイプオルガンの設置は聖学院大学の前身にあたる女子聖学院短期大学の頃からの念願であり、この度多くの人々の寄付や尽力により建造することが叶いました。
奉献式では小池理事長よりパイプオルガンビルダーであるガルニエ社へ謝辞と感謝状が送られ、続いてパイプオルガン設置委員会の菊地順委員長より設置に至る経緯の説明がなされました。続く音楽会では聖学院教会のオルガニストである山田康弘氏による演奏会が行われ、バッハやメンデルスゾーンによる名曲がチャペルに響き渡りました。
また、当日は読売新聞社の取材も入り、パイプオルガンを通した地域貢献をしていきたいという聖学院の思いを新聞紙面で取り上げていただきました。
小池理事長からガルニエ社への謝辞は下記リンクよりご覧いただけます。
山田康弘氏による演奏
聖学院大学のパイプオルガンはフランスのオルガンビルダーであるガルニエオルガヌム有限会社により建造されました。
ガルニエ社は2世代に渡り東京芸術劇場や東京藝術大学をはじめとする国内外の劇場や大学、礼拝堂でのパイプオルガン製作実績があり、確かな技術を有していることから、本学のパイプオルガン建造を託すことといたしました。
筐体(オルガンケース)には主にナラ材を使用しており、その内部には2836本のパイプを有しております。
手鍵盤は3段で、ストップの数は40です。調律法はガルニエ社独自のものです。
主に礼拝での使用を目的に建造された本学のパイプオルガンは、会場の音の響き方に合わせて現地でパイプ1本1本の整音作業をしており、他のパイプオルガンにはない調和のとれた音色が特徴です。
パイプを設置するガルニエ氏ら
大きさ
幅:8485mm
奥行:5255mm
高さ:6880mm
筐体(オルガンケース)材木
ナラ材
パイプ数
2836本
調律、基準音
ガルニエ社独自の調律法(プログレッシフ調律法)
19℃ / a =440Hz
音域 *1
手鍵盤
HAUPTWERK(ハウプトヴェルク) / KLEINWERK(クラインヴェルク) / HINTERWERK(ヒンターヴェルク) - C-g'''(56鍵)
足鍵盤
PEDALWERK(ペダルヴェルク) - C-f’(30鍵)
カプラー *2
マニュアルカプラー
II/I, III/I, III/ II
ペダルカプラー
I/P, II/P, III/P
トレモロ
HAUPTWERK / KLEINWERK / HINTERWERK(Schwell *3)
コンビネーション *4
メモリー数 10,000×10
ストップリスト
全40ストップ
HAUPTWERK 9ストップ |
KLEINWERK 10ストップ |
HINTERWERK(Schwell) 13ストップ |
PEDALWERK 8ストップ |
---|---|---|---|
Gedackt 16' |
Gedackt 8' |
Unterbaß 16' |
Principalbaß 16' |
パイプオルガンの奏楽にあわせて、全員で讃美歌を斉唱しました。
前日本基督教団総会議長 石橋秀雄氏による説教
青山学院院長 山本与志春氏による祝辞
小池茂子 学校法人聖学院理事長による式辞
聖学院大学聖歌隊による讃美奉献
聖学院大学ハンドベルクワイアによる讃美奉鐘
演奏会では演奏の様子がプロジェクターで映し出されました