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お知らせ
子ども教育学科
今年度、子ども教育学科では「言葉にならない思いを汲むこと」を共通テーマとして名称変更*記念講演会が2回にわたって開催されます。
5月31日(水)の第1回目は「"子どもの心が動く"こと」というタイトルで聖学院みどり幼稚園の主幹教諭であり、聖学院大学児童学科*の卒業生でもある国府田 郁絵 先生を講師として迎えました。
*2023年4月より児童学科から子ども教育学科へ名称変更国府田先生は「子どもの心を大切にしてくれる人が一人でも増えてほしい」という想いのもと、どうして子どもに興味を持ち幼稚園教諭になったのか、幼稚園教諭になってからの実体験や、みどり幼稚園で子どもたちがどのように過ごしているのかなどのエピソードを紹介し、幼稚園教諭としての経験から得た気づきや思いについてお話しくださりました。
当日は子ども教育学科の1~4年生や教員のほか、みどり幼稚園の保護者も多く参加し、子どもの気持ちに寄り添い、成長に繋げていくことについて深く考える時間となりました。
講演会の最後には質疑応答の時間があり、「子ども同士のトラブルがあったとき、一方が謝っても相手の子の気持ちがまだ治まらないときはどうするか」という学生からの質問に対して「その時にすべてを解決する必要はない。仲介役に徹して相手の子の心が動くのを一緒に待つ」と答えていました。
「子どもには自らを成長させる力がある」という考え方から、あそびを中心とした保育を行っています。保育者は子ども一人ひとりをしっかり観察し、今どういう状態で、何がしたいのか、どういう気持ちなのか「心の動き」をきちんと把握し、物、場所、人など、環境を設定し整え、遊びの時間をカリキュラム化しています。