平成19年の学校教育法の改正により、大学、大学院、短期大学、高等専門学校、専門学校(以下「大学等」という。)における「履修証明制度」が創設されました。
大学等では、これまでも科目等履修生制度や公開講座等を活用して、その教育研究成果を社会へ提供する取組が行われてきましたが、より積極的な社会貢献を促進するため、学生を対象とする学位プログラムの他に、社会人等の学生以外の者を対象とした一定のまとまりのある学習プログラム(履修証明プログラム)を開設し、その修了者に対して法に基づく履修証明書(Certificate)を交付できることになりました。(法第105条等)。
本学でも、2016年度より、履修証明プログラムを開設しています。
「キリスト教文化入門」プログラム
聖学院大学が立脚するキリスト教は深く歴史と文化に根ざした宗教で、西洋世界を中心に発展し、現代では世界的に大きな影響力を持っています。そうしたキリスト教文化を、その基礎から学ぶことを通して、現代世界のより良い理解に役立てて欲しいとの思いから開設されたのが、この講座です。
分類 | 科目名 | 学期 | 曜日/時限 | 時間数 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|
概論 | キリスト教概論A | 春学期 | 火曜2限or 火曜4限or 水曜3限or 金曜1限or 金曜2限or 金曜3限or 金曜5限 |
22.5 | 2 |
キリスト教概論B | 秋学期 | 火曜3限or 火曜4限or 火曜5限or 水曜3限or 金曜1限or 金曜2限or 金曜3限 |
22.5 | 2 | |
関連科目 | キリスト教と音楽A | 春学期 | 火曜2限 | 22.5 | 2 |
キリスト教と音楽B | 秋学期 | 火曜2限 | 22.5 | 2 | |
専門科目 | キリスト教文化論A | 春学期 | 金曜2限 | 22.5 | 2 |
秋学期 | 木曜1限 | 22.5 | 2 | ||
キリスト教文化論B | 春学期 | 木曜1限 | 22.5 | 2 | |
秋学期 | 金曜3限or 金曜4限 |
22.5 | 2 |
「グローバル世界の文化的諸相」プログラム
このプログラムは、グローバル世界における文化的諸問題に関心をもつ人を対象に開設されるものである。現代の国際社会ではいわゆるグローバル化が進んでいるが、文化的側面においてもその影響が見られる。情報・財・人の交流が激しくなり、文化状況は一国単位で語ることが難しくなっている。日常生活の規範としての倫理もまたグローバル世界における多文化共生を視野に入れたものへの変容を迫られつつある。このプログラムでは、そのようなグローバル世界成立の歴史的端緒、映像など表象文化におけるグローバル的側面、グローバル的多文化状況に対する倫理的対応などを学ぶ。
科目名 | 学期 | 曜日/時限 | 時間数 | 単位数 |
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グローバル世界の歴史 | 春学期 | 火曜3限 木曜3限 |
45 | 4 |
視覚・表象文化 (グローバル時代の映像) |
休講 | 45 | 4 | |
英語圏文化 | 休講 | 45 | 4 | |
アメリカ大衆文化 | 春学期 | 月曜4限 木曜4限 |
45 | 4 |
ヨーロッパ入門 | 秋学期 | 火曜3限 木曜3限 |
45 | 4 |
現代アメリカ事情 | 春学期 | 火曜4限 金曜4限 |
45 | 4 |
ドイツ語圏文化 | 休講 | 45 | 4 |
「基礎から学べる英語」プログラム
このプログラムは英語を基礎から復習し、資格試験の受検準備をしたい人を対象に開設されるものである。基礎から学び直したい場合はTOEIC(初級)からの履修が望ましい。TOEIC(中級)A・B、Public Speaking 、Academic Debate の履修を希望する場合は、TOEIC 350点以上を取得していることが履修条件となる。授業ではペアやグループでの活動もあるので、積極的な参加が求められる。また、中間試験や期末試験以外にも単語の小テストや課題などが課されるので、授業以外に予習・復習が必要である。
科目名 | 学期 | 曜日/時限 | 時間数 | 単位数 |
---|---|---|---|---|
TOEIC(初級) | 秋学期 | 月曜3限 月曜4限 |
45 | 2 |
TOEIC(中級) | 春学期 | 水曜5限 | 22.5 | 1 |
Public Speaking | 春学期 | 調整中 | 45 | 4 |
Academic Debate | 秋学期 | 火曜3限 金曜3限 |
45 | 4 |
就職に役立つ基礎英語 | 秋学期 | 水曜4限 水曜5限 |
45 | 2 |
「福祉横断」プログラム
このプログラムは、社会福祉の制度・政策を学びたい人を対象に開設されたものである。社会福祉の制度は、われわれが安心して生活を送るために、世代を超えて普遍的に必要とされるものである。しかし、制度は年々複雑化しているためそれぞれの制度の内容を理解することは難しい。このプログラムでは、複雑に入り組んだ現在の日本の福祉制度を網羅的に学び、日本の福祉制度・政策の全体像と各制度の具体的内容を学ぶ。
科目名 | 学期 | 曜日/時限 | 時間数 | 単位数 |
---|---|---|---|---|
社会保障論 | 春学期 | 火曜3限 金曜4限 |
45 | 4 |
子ども家庭福祉論 | 秋学期 | 金曜1限 | 22.5 | 2 |
地域福祉と包括的支援体制 | 秋学期 | オンライン | 45 | 4 |
障害者福祉論 | 秋学期 | 金曜5限 | 22.5 | 2 |
高齢者福祉論 | 秋学期 | 火曜5限 | 22.5 | 2 |
貧困に対する支援 | 秋学期 | 木曜4限 | 22.5 | 2 |
社会福祉の原理と政策 | 秋学期 | 火曜4限 水曜1限 |
45 | 4 |
子ども教育学科の「履修証明プログラム」
聖学院大学の教室で、子ども教育学科の学生たちと一緒に授業に出席して学ぶプログラムである。(一部にオンライン授業が含まれます。)子どもに関する学術的主題に関する授業の専門性の高さを感じていただける授業科目が選ばれている。「履修証明プログラム」は単年度で修了する必要はない。御都合にあわせて柔軟に学ぶことが可能である。
講座の目的・概要
家庭や地域社会で実際に子どもと関わる経験をもつ方を対象に、児童学(Child Studies)の手法を用いて子ども理解を深め、子どもとの関わりを変えていくことを目的とする。春学期の「児童学概論」では毎授業後にリアクションペーパーを提出し、担当教員からのコメントを受けることで、自らの学びの方向性を確認しながら進めることができる。
科目名 | 学期 | 曜日/時限 | 時間数 | 単位 |
---|---|---|---|---|
児童学概論 | 春学期 | 水曜1限 | 22.5 | 2 |
子どもの諸問題と教育相談 | 秋学期 | 月曜2限 月曜3限 |
45 | 4 |
講座の目的・概要
「子どもと大人の関係を考えるⅠ(基礎)」の履修を終えた方を対象に、子ども理解を深めることを目的とする。社会全体の多様な子どもたちに関わる事項を広く学んで視野を広げ、子ども一人一人の発達、思いや願い、事情、表現方法等の理解を基盤として、子どもの本当の気持ちを汲むことのできる力を養い、子どもたちの側に立てる大人になることを目指す。
※「子どもと大人の関係を考えるⅠ(基礎)」履修証明済みの方を対象
科目名 | 学期 | 曜日/時限 | 時間数 | 単位 |
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子ども理解の理論と方法 | 春学期 | 月曜4限 | 22.5 | 2 |
子ども家庭支援論 | 春学期 | 火曜3限 | 22.5 | 2 |
特別な教育的ニーズのある子どもの理解と支援 | 秋学期 | 月曜5限 | 12 | 1 |
子どもと表現 | 秋学期 | 月曜4限 | 12 | 1 |
異文化間教育 | 秋学期 | 火曜4限 | 22.5 | 2 |
講座の目的・概要
子どもの生活や学習について理解しようとする場合、心理学は大きな力となる。発達の理論を踏まえてみることで、子どもの姿や子どもの事情を解き明かし、子ども本人や保護者の困りごとに向き合う手法についても併せて学ぶ。
科目名 | 学期 | 曜日/時限 | 時間数 | 単位 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
発達心理学 | 春学期 | 木曜4限 | 22.5 | 2 |
1科目選択 |
教育心理学 | 春学期 | 金曜1限 | 22.5 | 2 | |
教育相談 (カウンセリングを含む) | 秋学期 | 金曜3限 | 22.5 | 2 | |
子ども家庭支援の心理学 | 春学期 | 火曜3限 | 22.5 | 2 |
講座の目的・概要
障害の有無にかかわらず一人一人の子どもがその 子どもに合った保育や教育を受けられることが、子ども教育学科の教育・ 研究が目指すところである。保育士課程・特別支援教職課程における子どもの障害を学ぶ基礎科目群を通して、子どもの障害を理解し、障害のある子どもとの関わりについて学ぶ。
科目名 | 学期 | 曜日/時限 | 時間数 | 単位 | 備考 |
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障害児教育総論 | 春学期 | 月曜5限※ | 22.5 | 2 |
1科目選択 |
障害児保育A | 春学期 | 水曜3限 | 22.5 | 1 | |
知的障害児指導法 | 秋学期 | 月曜2限 | 22.5 | 2 |
2科目選択 |
肢体不自由児指導法 | 秋学期 | 木曜2限 | 22.5 | 2 | |
障害児保育B | 秋学期 | 月曜3限 | 22.5 | 1 |
※15週のうち12回が月曜日、3回分は集中講義(日程未定)
講座の目的・概要
子どもと社会との関わりを「文化」という視点から学びます。子どもと大人が関わり合う暮らしの中で生み出され、時代を超えて継承されてきた児童文化に着目し、おもちゃ、絵本、児童文学、遊び、行事等の多様な事項を手掛かりとして検討します。
科目名 | 学期 | 曜日/時限 | 時間数 | 単位 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
児童文学 | 春学期 | 木曜3限 | 22.5 | 2 |
3科目選択 |
おもちゃ論 | 春学期 | 金曜2限 | 22.5 | 2 | |
児童文化論 | 秋学期 | 月曜3限 | 22.5 | 2 | |
絵本文化論 | 秋学期 | 月曜2限 | 22.5 | 2 |
講座の目的・概要
英米児童文学研究者でもあり、自らファンタジー作品を生み出す児童文学者でもある授業担当者から、児童文学に関する研究の成果を学ぶ。週に2回(1回は時間割内での対面授業/1回はオンデマンド形式のオンライン授業)授業があり密度濃く進む形式である。
科目名 | 学期 | 曜日/時限 | 時間数 | 単位 |
---|---|---|---|---|
英米児童文学 | 春学期 | 月曜3限★ | 45 | 4 |
ファンタジー論 | 秋学期 | 月曜4限★ | 45 | 4 |
講座の目的・概要
子どもと社会の接点から生まれる「児童文化」には、子どもの表現活動も含まれる。大人の働きかけや準備や環境が大きく影響することから、子ども自身が伸び伸びと表現して児童文化を享受するには、大人の側の意識と技量がとても大きな力をもつ。この講座では、これらの具体について学び身につける。
科目名 | 学期 | 曜日/時限 | 時間数 | 単位 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
造形表現基礎 | 春学期 | 月曜3限or 月曜4限 |
22.5 | 1 | |
子どもと環境 | 春学期 | 木曜2限 | 12 | 1 |
2科目選択 |
子どもと言葉 | 春学期 | 月曜2限 | 12 | 1 | |
子どもと表現 | 秋学期 | 月曜4限 | 12 | 1 | |
音楽・実技B | 秋学期 | 火曜4限 | 22.5 | 1 |
1科目選択 |
Smile English(幼児の英語) | 秋学期 | 木曜2限 | 22.5 | 2 |
講座期間
春学期:2025年4月11日(金)~7月31日(木)
秋学期:2025年9月29日(月)~2026年2月1日(月)
出願について
出願書類、入学審査料を持参の上、下記にて出願してください。提出された出願書類は返却できません。
出願期間
春学期:2025年3月3日(月)~3月7日(金)
秋学期:2025年8月25日(月)~8月29日(金)
受付時間
月~土|9:00~16:00 ※11:10~12:10を除く
受付窓口
聖学院大学8号館1階 学務部教育支援課
〒362-8585 埼玉県上尾市戸崎1-1
TEL 048-780-1801
出願書類
下記ファイルをダウンロードしてお使いください。
審査方法
書類審査
入学審査料
5,000円
※受講期間の更新を希望する者については入学審査料を免除します。
受講許可
春学期 … 3月下旬頃
秋学期 … 9月中旬頃
※出願者宛通知します。
納入費用
入学料 … 5,000円 (初回のみ)
※ただし、受講終了した翌学期から起算して、2学期までの間に限る。
受講料 (1単位当) … 2,500円(1単位当) × 単位数 *
※履修証明書を希望する場合の目安、60,000円(12単位)
学生教育研究災害傷害保険料 … 年額1,000円(任意)
※半期の場合も同額。保険料は改定することがあります。
募集定員
各プログラムにつき若干名
受講資格
修了要件
各プログラムの中から2科目週3コマ以上(最低60時間以上)の授業を受講した者に、履修証明プログラムの修了者として、「履修証明書」※を交付する。
その他